やりたいことに挑戦でき、
積極的に活動できる。
人として成長できる環境が魅力。

メーカーもしくは商社の営業職として働きたいと考え、業界や職種を絞って就職活動を行っていました。日本機材の選考に臨んだ時にはすでに複数社から内定をいただいていたのですが、会社の考え方や先輩社員の声を直接聞き、「やっぱりここで働きたい」と入社を決めました。最も魅力に感じたのは、個々のやりたいことを尊重してくれる環境があり、主体的かつ積極的に活動させてもらえ、人として成長できること。また、営業全員がチームとして同じ目標に向かって行動できると先輩社員から教えてもらったことも入社の決め手になりました。私は入社以来、豊田営業所に所属しており、1年目は既存顧客に対するSMC製品の販売を中心に、新規開拓や直近でお取り引きがない既存顧客への営業活動にも注力。2年目からは豊田営業所の重要顧客である自動車メーカーのなかでもTier1^※企業になり、多様な自動化設備にオリジナルの治具などを加えた開発案件の提案に携わるようになりました。

※Tier1（ティアワン）：完成車メーカーに直接部品を供給する一次請けメーカー

早くから重要顧客を担当。
足りない経験は創意工夫で補った。

2年目でTier1企業の担当になったとはいえ、すぐに提案できるわけもなく、まずは上司や先輩に同行して実践力を養い、半年を過ぎた頃に初めて一人で訪問できるようになりました。同行営業で学んだのは、要点を押さえた提案をすること・的確に伝えること・スピーディーなレスポンスの3つです。商社はお客様と仕入先様の間に立つ存在なので、これらすべてが重要。どれか1つが欠けてもスムーズな商談を実現できないため、ひとり立ち後も実践を心掛けてきました。また、経験の浅い私にできることは何か考え、痒い所に手が届く存在になるための工夫もしました。お客様が機器や設備を商社に依頼する際、要望をまとめた仕様書を作成するのですが、これが意外と手が掛かるんです。そこで私はお客様に代わって仕様書のベースをつくることをご提案。お客様に喜んでいただけたのも嬉しかったですが、工場内で作業をされる方々に直接、課題を聞くことができ、私自身もとても勉強になりました。

ピンチをチャンスに変え、成長！
お客様からも認められる営業に。

お客様の要望に応え、さらに自分の提案が通り、それが形になった時がこの仕事の醍醐味だと思っています。しかし、すべてがうまくいくかというとそうではなく、わずかな見通しの甘さがトラブルを招くこともあり、私は入社3年目に経験した出来事を今も忘れることはありません。あるお客様に既存設備を大幅に改造する案を採用いただいたのですが、協力会社の連携がうまく取れず、実際の工事でトラブル続き。お客様からは準備不足を厳しく指摘されてしまいました。何とか解決しようとお客様と協力会社とともに夜な夜な工場に赴き、ああでもないこうでもないと試行錯誤。納期が迫るなかでも工事を行う協力会社に直接指示することはせず、必ず私を通して話を進めてくださったお客様のお心遣いが本当にありがたかったですね。工事完了後にお客様とお食事する機会をいただいたのですが、その際に「成長したな」と認めていただき、逃げずに立ち向かってよかったとすべてが報われた気持ちになりました。この経験は今も忘れることのない、私の原点になっています。